実地監査における自社事業・製造体制の
効率的な理解を目指して

鈴木薄荷株式会社 様

医薬品や化粧品、食料品など、わたしたちの生活を支える商品に欠かすことができない薄荷製品。今回はその薄荷製品の製造・売上において国内トップシェアを誇る鈴木薄荷株式会社の山口様・久保様・原口様にお話をお伺いしました。

鈴木薄荷株式会社 様

課題・悩み

実地監査において自社の製造体制を端的に紹介できるツールがなかった

矢印

効果・結果

事前説明の段階で自社のことを8割以上理解してもらった状態で監査に臨むことができ、非常にスムーズに進めることができた

限られた時間で自社を正しく理解してもらうという難しさ

まずは貴社の事業内容について教えてください。

当社は大正財閥の鈴木商店をルーツに持ち、昭和2(1927)年の創立以降、薄荷製品の製造一筋に取り組んできたメーカーで、薄荷製品は薄荷脳(l–メントール)と薄荷白湯(ハッカ油)の2種類を製造しています。
当社の薄荷製品は胃腸薬や湿布薬、シャンプーやボディーソープ、歯磨き粉、ガムなどのわたしたちの身の回りの商品に数多く活用され、生活には欠かせない存在です。生産量・販売量ともに国内トップクラスで、国内シェアは52%と過半数を占めています。

鈴木薄荷株式会社 様

動画を制作しようと思ったきっかけは何でしたか?

当社は製薬会社様とのお取引が多いこともあり、定期的に製造現場の実地監査があります。
監査前に担当者に当社の製造体制をご説明してから実地監査という流れになるのですが、説明用に用意しているフローチャートが簡易的なものでイメージが伝わりにくいことや、一定期間ごとに担当者が変更になるという事情もあって、監査当日の会社説明をもう少しわかりやすくできないかという課題が以前からあったんです。
その中で久保(様)が中途入社し、「動画でやってみたらどうか?」と社内に提案したことで検討がスタートしました。

数ある会社の中でなぜ弊社を選んでいただけたのですか?

複数社に声をかけて検討しましたが、製造業の実績が一番多かったことは大きなポイントでした。また、既製品を買うのではなく当社の事業に合わせて作ってもらう形になるので、値段だけで判断するのも違うかなと考えていました。そういう意味では提案書がきちんと作り込まれていたことも良かったと思います。
上層部からは費用対効果を考えなさいと言われていましたので、各社をスコアリングして比較してトータルの評価でエルモさんにお願いすることになりました。

監査担当者とのやり取りがスムーズに、そして他の展開も…

制作した動画の反響や効果はいかがですか?

事業の特長から製造工程、ブランドメッセージまで、当社の8割~9割の内容が網羅されているので非常に使い勝手が良いですね。監査担当者にもしっかりとご理解いただけているようで、「わかりやすい」との声をいただいていますし、事前に工程や流れを理解してもらった上での実地監査となるので、やり取りがとてもスムーズになりました。動画で大まかに内容を理解してもらって、現場(工場)で詳細説明や補足をするという流れがうまく確立したと思います。
また、ブランドメッセージパートで作ってもらった「人と社会にさわやかな潤いを」のキャッチコピーは当社周辺の路線バスのアナウンスとしても使わせてもらっています。

初めての動画制作ということでしたが、実際に携わっていただいていかがでしたか?

実際にやってみてわかったことですが、撮影準備が想像以上に大変でした。ただ、良いものにしたい・会社をもっとアピールしたいという気持ちがありましたから頑張りましたし、一緒に作り上げられたと思っています。
ナレーション収録にも初めて参加させてもらいましたが、終始関心しっぱなしでした。
もう一度やりたいかと言われるとどうでしょうか(笑)

貴社の今後の展望をお聞かせください。

もともと実地監査のためのツールとして制作しましたが、コロナの影響による監査の延期・中止などもあり、当初の想定よりは活用できていない状態ですのでまずは今後もどんどんと監査で使っていくことがひとつの目標です。
また監査以外にも来客(銀行の方など)や採用活動などの用途でも活用していけたらと考えています。

鈴木薄荷株式会社 様

今回は鈴木薄荷株式会社様の動画コンテンツ制作のきっかけや実際の運用方法、導入した効果などをお伺いしました。
貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。