ブランディング動画とは?その特徴やポイントを解説

ブランディングとは、その名のごとく「ブランド」を形作るためのさまざまな活動を指して使われる言葉で、
ターゲットに対して企業の価値やイメージを高く認知してもらうために行う取り組みです。

今回はそんなブランド戦略の中でも「ブランディング動画」にスポットを当てて、ブランディング動画のメリットや活用のポイントをご紹介します。

ブランディングの必要性

近年はBtoB業界でもブランディングという言葉がよく聞かれるようになりましたが、そもそもブランディングは必要なのでしょうか?
ブランディング施策は、企業のマーケティングにおいて必ず実施しなければならないものではありません。
ブランディングをせずとも製品やサービスがターゲットに十分に認知され、その価値が理解され、しっかりと売れているケースは存在します。

しかしながら多くの企業は「ブランディングが必要」と考えています。

それはなぜか?
そこには以下のようなポイントが関係していると考えています。

ネット社会の発達と技術の飛躍的な進化

現在はインターネットが発達したことによって、情報収集や発信が顧客側・企業側ともに非常に簡単になりました。
便利になった反面、世の中に情報が溢れることになり、自社が埋もれてしまうという現象も起きています。

またハード・ソフト両面の急速な進化によって、製品やサービスのレベルが全体的に向上し差が少なくなったことも要因のひとつです。
専門性が高いもの、大規模で大掛かりなものであれば別ですが、シンプルでコンパクトな製品であるほどその差は小さくなっており、今までのように「製品力」や「技術力」で他社に圧倒的な差をつけることが難しくなっています。

共感できる内容であるかどうか

上記の要因もあって製品やサービスが横並びになり、価格も落ち着いてくると「何を基準にその製品に決めるのか」が問題になってきます。
ひとつは価格ですが、あまり価格競争に巻き込まれたくないのが正直な所です。
価格を除くと、残りはいわゆる「付加価値」になります。

例えば、まったく同じ性能・スペック・価格の製品が2つあったとします。
ひとつめは、製品説明だけが載っているもの。
ふたつめは、製品説明以外に「熟練の職人がひとつひとつ丁寧に作っています」という文言と共に「作っているようすがわかるイメージ」が載っているもの。

 
 
どちらが魅力的に感じるでしょうか?
おそらく多くの方がふたつめを選択されるのではないかと思います。

あくまで一例ですが、このように自社の製品やサービスが「より良く見える」「より価値を感じてもらえる」ことがブランドであり、そのように見せていく作業がブランディングです。

ブランディングを進めるためには「自社や製品、サービスをどのように思って(見て)」もらうかをしっかりと定め、共感を生むための仕組みが必要になります。

共感を生むための付加価値については各企業や業界によってさまざまですが、最近ではSGDsやカーボンニュートラルが注目されていることもあり、”環境にやさしい”、”再生可能(持続可能)”、”クリーンなエネルギー”などがひとつのキーワードになっています。

ブランディングの種類

ブランディングには大きくわけて「アウターブランディング」と「インナーブランディング」の2種類があります。

アウターブランディング

アウターブランディングとは、顧客や株主、投資家などのいわゆる「社外」に向けたブランディングです。
自社や製品やサービスに対して特定のイメージが抱かせることを目的とし魅力を発信します。

[ アウターブランディングの狙い ]
ブランド認知度の向上
好感度の向上
競合との差別化
購買意欲の向上
売上の向上

インナーブランディング

インナーブランディングは、企業が自社の従業員に向けて行う「社内」へのブランディングです。
その企業の理念やビジョン、ブランド価値などを正しく理解し、共感してもらい浸透させていくことを目的としています。

[ インナーブランディングの狙い ]
社員のブランド理解度向上
社員のモチベーション向上
社員のロイヤリティ向上
コミュニケーションの円滑化
 

ブランディングに動画が有効な理由

ブランディング施策の方法にはさまざまな種類がありますが、その中でも動画はアウターブランディング、インナーブランディングの両方でよく使用されます。
他の手段に比べてどんなポイントが優れているのでしょうか。

想いをビジュアル化でき、ニュアンスを伝えられる

ブランディングの場合、多くのケースで自社のビジョンやミッション、経営理念などの「あるべき姿」や製品やサービスを使った先にあるベネフィットといった「理想的な未来」をテーマにすることが多くあります。

どちらも概念的で、誰もが理解できるように表現することは難しいですが、動画の場合は「伝えたいメッセージ」と「動画そのものから受ける印象」をうまく繋げてあげることで、想いやニュアンスをビジュアル化することができます。

例)
・社会の課題や問題(ネガティブ)→ 火事、砂漠、崩れる氷河、交通渋滞、交差点を行き交う人々 など
・明るい希望や未来(ポジティブ)→ 光(太陽)、豊かな緑、きれいな海、赤ちゃん、笑顔 など

このように伝えたいメッセージに、そのメッセージを連想させるorもしくは関連するビジュアルを組み合わせてあげることによって、伝えたい内容を直接表現できなくても、見る人に情緒的に訴えることができます。

情報量が多く、短時間で理解できる

動画は紙媒体やWebサイトと比較しても情報量が豊富で、短時間で伝えられることがポイントです。

これらの情報を文字や口頭で伝えようとすると、どうしても説明が長くなって退屈になってしまい、せっかく良いことを言っていても見る人の印象に残ってくれません。

短い時間で、しかも直感的に伝わりやすい動画の特性は「特定のイメージが抱かせる」ブランディングと非常に相性が良いのです。

ブランディング動画の活用シーン

展示会、採用イベント

ビジネス向けの展示会であれば、製品やサービスを使った先にあるベネフィットや明るい未来を想起させる内容を伝えることによって、見る人に製品紹介とは一味違った導入メリットを訴求することができます。

採用イベントの場合は自社のビジョンや理念、ビジネスの魅力などをメッセージにまとめてビジュアル化することで、自社らしさを出しつつ印象的にかつ直感的に伝えられます。

周年式典

50周年、100周年など周年式典用のコンテンツとしても相性が抜群です。

企業の節目を記念し、これまでの歩みと今後の方向性を共有するという式典の性格上、自社のあるべき姿を表現するブランディング動画は来場者へのイメージ訴求という点で非常に優れたコンテンツとなります。

Webサイト

コーポレートサイトや採用サイトのTOPに背景動画として設定。

ブランディング動画は製品紹介などの営業目的の動画よりは使用頻度が少なくなるため、Webサイトに掲載することによって、サイトのクオリティを向上させながらメッセージ性も高めることができます。

ブランディング動画の制作事例

鋼管メーカーさまの採用ブランディング動画

社是をわかりやすく噛みくだいてメッセージにまとめ、ビジュアル化した採用ブランディング動画。
会社のビジネスやその特長を表すイメージビジュアルと人を中心に構成し、見る人に会社の魅力が伝わる内容に仕上げています。

医療機器の紹介兼ブランディング動画

「製品のポイントをできるだけ簡単に理解してもらう」「日本だけでなく海外でも」使用するという前提があったため、製品を詳しく解説するのではなく、特長を見出しとテンポの良い映像で端的に紹介するダイジェスト形式を採用。カメラに写らない内部構造はイラストを作成して見える化しています。全体を通して言語による説明を極力省くことで、誰もが直感的に理解できる動画を目指しました。

DNA自動分離装置の紹介動画

まとめ

ブランディング動画は、自社のビジョンや理念、製品やサービスに対する姿勢やこだわりなどを情緒的に伝えることによって、共感を生み、見る人により身近に感じてもらうことが目的です。
メーカーにとって製品力や技術力はもちろん重要ですが、現在は「良いものを作れば売れる時代」ではありません。

良いもの・素晴らしいものは大前提として、それがどのような想いで・どのようなこだわりをもって・どんな人が作り出しているのか、それは他社には真似できない「その企業らしさ」を表現することに繋がり、強いてはブランド確立・強化につながっていきます。

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