インフォグラフィック動画とは?その特徴とポイントを解説

実写やアニメーション、3DCGなど、動画にはいろいろな表現方法がありますが、そのアニメーション動画の1種に今回取り上げるインフォグラフィック動画があります。

インフォグラフィックとは

そもそもインフォグラフィックとは、「図や表、イラストなどを用いることによって情報を視覚的・直感的に分かりやすく伝える方法」の1つを指します。

例えば、統計情報などのたくさんの数字が並ぶ情報は扱いが難しく、見方を知っていなければ数字の羅列の中から必要な情報を読み取ることができず、またできたとしても時間がかかります。

これらの「有益だが読み取るのにスキルと時間が必要な情報」を短時間でわかりやすく理解してもらうために、図や表・イラストなどを使って見える化することによって、より端的に・直感的に内容を伝えることができる表現手法になっています。

また、情報をただそのまま伝えるのではなく、イメージしやすい身近なものに例えて説明するというケースもあります。
代表的なもので言えば「東京ドーム○○個分」「新幹線の速度で○○時間」などです。
 
インフォグラフィックは比較的最近の手法と思われがちですが、「道路標識」や「地図」「鉄道の路線図」「天気予報のシンボル」「非常階段の案内」などのわたしたちの身近なものにもたくさん活用されており、日頃から無意識に目にしているものも意外と存在します。

従来は公共性の高いポスターや看板といったアクセシビリティに関連するものが多かったものの、近年ではWebサイトや動画にインフォグラフィックが取り入れられるケースが増えています。

動画にインフォグラフィックが取り入れられる理由

インフォグラフィックが動画に取り入れられるケースが多くなってきた要因として、その「わかりやすさ」と「キャッチーさ」が挙げられます。

数字をイラストやグラフィックで補足して見える化できるインフォグラフィックは、企業や製品・サービスの特長を端的に伝えることに非常に長けています。

例えば、
創業100年
業界シェア50%
顧客満足度No.1
20以上の業種に製品を提供
年間生産量10万トン
製品の60%以上がオーダーメイド
管理職の男女比率6:4
平均勤続年数20年
など、企業ごとにそれぞれ特長となるポジティブなキーワードが存在します。
 

数字は客観性や正確性が高くエビデンスとしては優秀である一方、堅苦しいイメージもあるため、ただ単にずらずらと数字が並んでいるだけでは、伝えたいことが伝わりづらい傾向にあります。

対してインフォグラフィックは数字をイラストやグラフィックで補足して見える化するという特性上、数字が持つインパクトを見る人がイメージしやすいビジュアルに変換することができるため、自社の強みをわかりやすく直感的に訴求することが可能です。

さらに、文字に換算すると約180万語(※)、Webページでは約3600ページ分(※)とも言われるほど豊富な情報量を持つ動画は、口頭・紙媒体・Web媒体などの手段と比較しても、「伝える力」が非常に強いこともポイントです。
※1分間の動画が持つ情報量

また、イラストで構成するために自由度が高く、「自社のイメージやカラーと合わせる」「あえて自社のイメージとは離して印象を変える」といった方法が取りやすいこともメリットになります。

インフォグラフィック動画が向いている分野・使い方

基本的には「わかりやすさ」に重点を置いた構成になるため、分野を選ばずに活躍させることができます。
しかしながらインフォグラフィックの性質上、インナーブランディングのような社内向けの内容よりも、社外向けの内容の方がより強みを活かしやすい傾向にあります

社外向けで言えば、特に
営業活動
採用活動
との相性が抜群です。

どちらもライバル(競合企業)がいて、他社よりも優れている部分や自社にしかない強みやメリットを、短時間でわかりやすく伝えなければいけないという課題があります。

その点では数字が持つ客観性や正確性を活かしたまま、それらをビジュアル化して直感的に情報を訴求できるインフォグラフィックは、認知の向上や関心づけが必要な営業や採用においてその利点を十二分に発揮できるのです。

現在は2分前後の構成が最も多く、これは「この程度の時間であれば見る側の負担を抑えられ、集中力を損なうことなく見てもらえる」というメリットがあるためです。

インフォグラフィック動画を制作するためのポイント

インフォグラフィック動画は、ピックアップする情報とその構成、そして見せ方がとても重要です。
制作会社に依頼する際に、準備しておいたほうがよい情報を以下にまとめました。

企業や製品・サービスの内容や特長がわかる資料

インフォグラフィック動画はおおよそ2~3分程度にまとめることが多いため、情報の取捨選択が必要です。

企業もしくは製品・サービスがどのようなもので、どんな特長があり、他社と比べて何が違うのか。
これらの情報がまとまっている資料があれば、全体の構成を組み立てやすくなり、ヌケモレも少なくなります。

また、その中で特に伝えたい内容があれば、資料にマーカーや付箋をつけるなどで強調しておくと、より正確に制作会社へ意図を伝えることができます。

自社を象徴するキーワードや数字

インフォグラフィック動画は「数字をビジュアル化する」という仕様状、具体的な数値データが欠かせません。

「創業年数」や「製品点数」「年間生産量」「業界シェア」「社員数」などの数字で表現できるものは準備しておいてもらうと後々の制作工程がスムーズになります。
なお、この際に取り上げる数字は「必ずしも競合他社より優れているもの」である必要はありません。

まずは一通りデータを出してもらい、公開できるもの/できないものを仕分けした後シナリオに落とし込んでいく形になります。

基本的にシナリオの構築やデザインは制作会社が行います。
その企画を行う上で必要な情報・あった方がいい情報を整理して提供することによって、自社の魅力を第三者の視点から余すことなく反映できるようになります。

インフォグラフィック動画の制作事例

展示会ブースで流すことを目的にした事業紹介のインフォグラフィック動画

展示会会場では自社や競合他社も含めて「施工動画」ばかりを流しており、全体的に無個性でインパクトに欠ける状態になっていました。

そのため「自社がどんな会社かをおおまかに理解してもらう」「強みはわかりやすい数字で解説する」ことを目標として、短時間でまとめられて、表現方法も多彩なインフォグラフィック形式を採用。

展示会はもちろん、採用活動などの他用途でも活用できる汎用的なツールとなりました。

搬送用コンベヤメーカーの採用動画

会社の概要、社会と製品の関わり、製造の流れなどを端的に伝える採用動画。

「世界をはこぶ、明日へはこぶ」を採用活動におけるブランドメッセージとして企画立案。映像単体での訴求ではなく、採用パンフレット、タペストリーなどにもメディアミックスで展開することで、より効果的な採用ブランディング確立を目指しました。

ターゲットである学生に端的に伝えるため、インフォグラフィックも採用し、自社の強みを数字とグラフィックの両面から訴求しています。

SNSでユーザーに提供する保険情報動画

生命保険会社の販促課題としては、若年層の保険への関心を高めたい、というものがあります。

この動画は、LINEなどの若年層中心に浸透度・利用度の高いSNSで、保険に関する接点となりうるコンテンツとして企画・制作。
まずはターゲット層と課題・ゴールの共有から入り「どういった動画が効果的なのか」から一緒に考えていきました。

制作にあたっては、優しいトーンのイラストによるアニメーション動画を採用、保険業界での広報販促コードとのバランスを撮りながら、保険初心者向けの動画コンテンツが完成しました。

まとめ

ビジネス・プライベートに関わらず、情報発信&収集の主役は動画へとシフトしており、今までよりも「短時間で」「わかりやすい」動画が求められる傾向になってきています。

インフォグラフィック動画は、動画が持つ豊富な情報量を活かしやすい作りで、表現の幅が広くキャッチーな印象に仕上げられることも相まって、非常に勢いのあるコンテンツです。

自社の製品やサービスが、「説明が難しい」「堅苦しい」「イメージしづらい」といった特長がある場合は、インフォグラフィック動画で印象が大きく変わるかもしれません。
企業理解・製品理解に課題を抱えていらっしゃる方は、ぜひ一度ご検討されてみませんか?

 

わたしたち株式会社エルモは、関西のものづくり企業を中心に300社以上の動画制作実績があります。
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